【展示会】CP+2016 レポート(動画撮影技術中心にまとめました)

投稿日:2016年2月27日
最終更新日:2018年10月25日

今年もCP+行ってきた。

例のごとく夕方から行って、自分の興味のあるものだけササッと見てきたので、簡単にレポート。ちなみに私はスチルカメラはあまり興味ないので、動画関係多めになってます。

DJI

こちらはほぼ全て?ドローンの展示。


ドローンが撮影した映像をモニターするために、コントローラにスマホを取り付けられるようになっている。ドローンが撮影した映像はメモリカードに保存されるが、圧縮した映像を無線でスマホに飛ばしてモニタリングする仕組み。こちらのアプリはAndroid、iphoneで無料で配信されていて、映像だけでなくドローンの電池残量などもモニタリングできる。

フレームレートは30Pで撮影できて、1時間の充電で20分の飛行が可能。印象的だったのが、ドローンの操作技術の認定サービスと、ドローンによる事故の保険サービス。こういうものを見たのははじめてだったけど、これから需要が増えそうだなと思って感心した。

Glass Valley

プロ向け機材ブースのステージで、EDIUSのセミナーをやっていた。

EDIUSの内容的にはCanonの4K対応フォーマットXF-AVCに対応したりだとか、GV Browserという素材管理アプリが付属するようになったのが新しいポイントらしい。GV Browserは、フォーマットやフレームレートなどで素材をグルーピングすると、EDIUSにも反映される。これによって動画編集時に、素材を引っ張ってくるのが楽になる。

便利そうだったけどEDIUS Proにしか同梱されてないのかな? あとで調査する。エディウスはglass valleyの製品だが、神戸を拠点に開発しているらしい。てっきりアメリカメインで開発していると思ってたので意外だった。

RICOH

THETAという(ほぼ)360度の写真を撮り、Oculasで見渡せるカメラ。(写真が黒い背景なのでわかりづらいけど、左の黒いスタンドの先の小さいカメラ)

二つのカメラが前後についていて、二つのカメラの画像の境目を目立たないように画像処理して表示する。実際にOculasで見たけど境目は全然わからなかった。
特にユーザーが編集を行う必要はなく、撮影した画像をそのままOculasで見ることができるらしい。カメラ自体は約4万円で、予想よりは高くない。静止画でも360度見渡せると、かなり面白い。ただ、解像度が結構粗かった気がした。もう少し画がクリアだったら欲しいかも。

RODE

変わった形をしたマイクの展示。

奥は普通の指向性マイクだけど、手前の丸いのは、左右に向いた指向性マイクが2つ入っており、ステレオ音声が収録可能。360度からまんべんなく音を拾うために球体になっているらしい。一番手前の網目があるマイクも、音を拾いやすいように計算してこういう形になっているとか。

QBiC

先ほどのTHETAは静止画だったけど、こちらは360度の動画が取れる。

製品名はわかったけど、会社名がよくわからなかった。説明してるのは代理店の方っぽかったのでアメリカの会社かな。こちらもOculasで見渡せるということだったけど、あいにくOculasが電池切れ。代わりにタブレット内で撮影した映像を見渡せる展示を見た。あんまり詳しく聞けなかったけど、展示していたシステムはカメラ4つで撮影していて、結構容量食いそう。コンパクトな記録メディアを使うなら、あんまり長時間は録画できないのかな。後で調べて追記する・・・かも。とはいえ360度の映像は見ていて新鮮でかなり面白かった。

Libec

色々進化しているんだろうけど、普段触れることがないクレーン。どう進化しているのかはいまいちわからん(笑)操作のスピードをコントローラのつまみで調整でき、先端のカメラ部は縦に360度回転できる。事故が起きないようにちゃんと警備員さんが近くで監視してた。

総括

去年と比べると、VR、ドローンを利用した展示に注目が集まっていたように感じた。もちろんカメラの展示会なのでカメラの性能が一番気になるところだとは思うけど、写真の新しい取り方、写真の新しい見方についてもお客さんは感心があるのかなと。それに加えて印象的だったのはドローンの保険サービス。技術が発達しても、それを安心して使える仕組みがないと浸透しないと思うので、こういった取り組みは重要だなと思った。こういった技術はまだ発展途上で、色々な応用例がこれから出てくると思うので、来年のCP+も楽しみ。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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